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諸行無常
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いょう

by naomin017

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m.o.v.e The Last Show ~Champagne Fight~ <後編>
長いような、短いような時間だった。
クラブでのLIVEはいつも真夜中だったし、
オートサロンは極寒の中、オープンと同時にダッシュ、だけど出演は午後、とか。
いつもとても待つ時間が長くて、moveが出てきたら一瞬で終わって。
今日もきっと一瞬で終わる・・・そう思ったら、
このままずっと始まらなければいい、と願いさえした。


いま、ユリやモっさんはどんなことを思っているだろう。
わたしたちから見える世界と、板上から見える世界は全く別物だ。
ファンはmoveの音楽やふたりのことをよく知っているのに、
逆はそうではない。
いつも光に酔わされ踊る蝶だと感じていた。
両想いのようで、こちら側の一方的な片想い。
そういうもの。


わたしたちにとっての「非現実」は、彼らにとっての「現実」。
そんな世界をわかっていながら、いつも不思議な関係だと思っていた。


でもただ、本当に、真っ直ぐに大好きだった。。。
木村氏のつくる音、モっさんの詞とRAP、そしてユリの歌声。
わたしを突き動かしていたのは、「大好き」という感情のみで、
それ以外にはない。
よく考えたら、世の中にそれ以上に純粋な感情があるだろうか。


そんな人たちが、この会場にはたくさんいる。
moveの歌を聴いて励まされた人、元気が出た人。
人それぞれmoveとの思い出や、気持ち、関わり方は違っても、
みんなmoveが大好きという人たちだけで埋め尽くされた会場。


いつもmoveの音楽がもっとたくさんの人に届けばいいと願っていた。
イベントとかのアウェーな会場で歌うmoveを観て、
心からそう思っていた。


そして、ユリがいつも笑顔で楽しく歌えればいいなと。
わたしにたくさんの笑顔や思い出や仲間をくれたから、
どれだけ「ありがとう」と言っても足りないから、
せめてこの声が届きますように、少しでも力になれますように。
最後に。。。





定刻を過ぎてしばらく経った頃、
ステージ天井からスクリーンが降りてきて、トランスなSEが流れたあと、
「ROCK IT DOWN」の映像から始まり、今までのmoveのPVが流れた。。。


もうこの瞬間から、胸が痛くて、涙が止まらなくなったが、
それをそのままほっといた。


バンドメンバーが現れ、
ドラムのOKAZAKIのシンバルから始まる、
「01. GHETTO BLASTER」


いつものようにモっさんが登場。
その瞬間に後ろからすごい圧力で押された。
まさに「ぐえぐえ」
ははは、いつものmoveらしいな、って思うと笑えた。


そしてサビでお待ちかねのユリ登場。
なんかそれがとてもスローに感じた。
その瞬間、上げていた手が止まり、
ただ、黙ってユリの姿を目で追っていたように思う。
目の前にいるのに、いないような。
現実なのに夢の中にいるような。
声が出ないというか、、、何とも言えない気持ちになった。
心が震えた。


この日のユリは、今までで見た中でいちばんキラキラして、キレイだった。


「02. Raise Up」
アゲな曲だと流石に涙も一瞬止まる。
モっさんがつくったこの曲。
サビでフリがあって、一緒に笑顔でやった。
新曲で、フリまでついちゃってるのに、これでやるのが最後なの?
いまはこの曲を聴くことがいちばん多い。


「03. DISCO TIME」
あのお馴染みなイントロが流れると、
一時期イベントでもLIVEでもよくやっていたから、その当時の記憶が蘇ってきた。
それだけで涙が止まらない。
みんな笑顔で
あのサビの「たいたいたいたい・・・」に合わせたパンチをするフリをやっていたら、
それをとてもいい笑顔で見ながら歌っていたユリが、
急にこみ上げてきたのか、涙で声を詰まらせた。


その時、ユリが涙を流すまでの過程、その理由、
こころが動くさまが手に取るようにわかった気がして、伝わってきて、
苦しくなって、一緒に泣いた。


「04. DIVE INTO STREAM」
D-1のイメージがとても強い曲で、
泣いていても、口からは歌詞がスラスラと出てきて、一緒に口ずさんでいた。
最後の大サビ前の間奏の疾走感が好きだった。


ああ、光に酔わされ踊る蝶だ。
こんな現実なら醒めずにいたい。


今日は歌詞がいつもより深く耳に残る。。。


このあたりでMCだったか・・・。
記憶が定かでない。
モっさんが、「想い」をどれだけ燃やし尽くせるか、昇華することができるか、
そんな話をしていたように思う。


「05. WORLD'S END」
DECADANCE PARADEと沖縄の7thの思い出がフラッシュバック。
こんなに頭を振ったのは久しぶりかもしれない。
moveはよくロックが似合うようになった。
わたしはロックのmoveが好きだ。


2003年のmoveの変化は今まででいちばん大きなものだった。
ユリは確実に変わった。
歌い方も、歌う時の仕草も。。。
とても力強く、カッコ良くなった。
あのツアーのユリは、どこでも本当に楽しそうだった。。。


このあたりから泣きながら笑顔になったりっていう、おかしな状態になる。
涙を拭うこともやめた。キリがないから。


「06. Blast My Desire」
これは多分歌うのは4年ぶりぐらい。
2009年のGIRLなんとかっていう夏のイベントでやった記憶がある。
でもその時はリモさんだったので、やっぱりこれはバンドだと思った。
アルバムをつくるために、昔のPVを何度も見返してたので、
聴いた瞬間に‘ねずみ男’のような衣装の三人衆が頭に浮かんだ。


いつもmoveを思い出すときは、そう、必ず三人。。。


「07. It's only love」
前奏が流れた瞬間、またもやフラッシュバック。
今日はそんなことばかり、、。
この曲は、DECADANCE PARADEの水戸で、わたしがmoveで初めて泣いた曲だ。
なんか、胸にこみ上げるものがあって、ね・・・。


LIVEが終わってからも、泣いていたわたしはユリに
「moveの気持ちが伝わってきてね、胸がいっぱいになって泣けてきたの」
と言ったような記憶がある。
ユリは
「んー、そっかー・・・ナオちゃんなんかあったのかな?」
って、優しい笑顔で言ってくれた。
・・・何にもなかったけどね。
ただ、moveが、ユリの音楽が素敵だったからです。


そんなことを考えていたら、前奏でピンスポが当たっていないユリとふいに目が合った・・・
気がする・・・。
それまでかなり涙を流していたユリに、
「大丈夫だよ。応援してるよ。」っていう気持ちをこめて、
うん、うんと頷くように頭を振ったら、ユリもうん、うんと返してくれたように見えた。


最後に気持ちが伝わった気がして、
嬉しような寂しいような感覚が襲ってきて、また泣いた。


ユリがmoveとしてこうやって歌う姿を観るのは、これが最後だ・・・。
この曲でもユリは泣いていた。


「08. XII」
moveはどんどん変化していった。
そのうちに、「風格」を纏うようになっていった。
15年の風格が表れた曲だとわたしは思っている。


道なき道でも行けるから
果てるならせめて美しく


その通り、いまmoveは有終の美を飾ろうとしている。


「09. words of the mind ~brandnew journey~」
わたしがmoveにハマった曲。
だからこの曲はどうしても脳内であの当時のユリの声で再生される。
あどけなさと、消えそうな儚さを併せ持った声。
偉そうな言い方に聞こえるかもしれないけど、
本当にユリは良い意味で成長していった。
それは彼女の努力以外の何者でもない。


「10. come together」
wordsから絶妙な流れで、あのトランス特有のイントロへ。
気持ちが高揚する。
ユリが「come with me…」と歌う姿は昔から、神々しささえ感じた。
この曲はやっぱり何かが違う。


ああ、木村貴志、なぜこの場にいない!


「11. blue jewel」
その気持ちを引きずったままのこの曲。
この曲でよく電子ドラムを叩いてたなー、、って。
モっさんがその真似をしていた。
正直これがくるとは予想していなかったので、いちばん意外な選曲だった。


「12. ROCK IT DOWN」
「13. around the world」
ユリがハケてからの、モっさんコーナー。
リモコンの登場。
後期のmoveではこの人が大活躍だった。
まー、何をするにしてもイチイチカッコイイ。
ファンからも大人気だった。


そんなリモコンがつくり出す音に乗せて、モツがRAPを紡ぐ。


客席からはRAPの大合唱が起こっていた。
サビはユリの代わりにLily。
ユリに歌ってほしかったけども。。。
今でもsuper tuneのろきだん録り直しver.はよく聴いている。
とはいえ、あれも11年前のこと。


時が経つのは早いね。


「14. FLY HIGH」
ユリが戻ってきてから、この曲。
ダンサーふたりの印象が強い。。。
わたしの涙も一旦は落ち着いて、一緒に楽しんでいたように思う。


「15. PLANET☆ROCK」
いつもの‘シャバダバ’がリモコンの技で加工されて聴こえてくる。
2009年のヒューストンに行く前のワンダーグーでのLIVEで、
2002年ぶりに歌ってから、最近は比較的やっていた曲。


これは本当にmoveらしい曲というか。
爽やかだけど、とてもサビで盛り上がる。
いつもユリが笑顔で歌っていたのが印象的。
わたしも大好きな1曲で、これでまた泣きながら笑顔になるという、
おかしな状態に戻る。


「16. FLY ME SO HIGH」
曲に入る前に、
ユリがアカペラで歌いながら、みんなでフリの練習になった。
わたしはLIVEで演奏を聴きながら何かをするというのが、
手拍子と手を横に振るのと、上に挙げる以外は気が散って苦手なので、
ほぼ参加できなかったけど・・・。


一体感なんて、気付いたら自然に生まれてるものだから。
moveのLIVEはいつもそうだった。


そしてこの曲のリリースは2001年。
意識して覚えようと思ったことはない・・・
好きなことに対する記憶力だけはあるようで。。。


これもとても爽やかな曲。
この頃のmoveは夜のイメージが強いながらも、どこか爽やかさがあった。


木村氏が試行錯誤しながらできた曲みたいなことを言っていた記憶があり、
LIVEじゃやらないんじゃないかってファンのみんなで昔は言ってたけど、
2006年ぐらいから復活して、今ではLIVEの定番。
カラオケでも何度歌ったことか。


色褪せ散っていく 花でもいいさ


・・・モツは天才だ。


「17. past days~追憶」
前奏で身体が固まって動かなかった。。。
涙がボロボロこぼれた。
やったのは初めてではない。
けれど、この曲はみんなそれぞれに思い入れがあって。


ユリがmoveでデビューしてから、最初のアルバムの最後の曲。
そしてこんなメロディで、歌詞で。
心を打たれないわけがない。


歌うユリを見ながら、彼女は何を考えているんだろうと思った。
当時のレコーディングのこと、気持ち、そしてこれまでのことが、
去来しているんじゃないかと思うと、
胸が締め付けられるような気持ちになって、更に泣けた。


時は余韻さえ 残さずに いつの日も
胸のすき間 すり抜けて いくけど
追憶たち やわらかく ときどきは
立ち止まって 頬撫でる あったかく


moveがいなくなって、これから先、何度今日のことを振り返るんだろう・・・。


そしてユリだけのMC。
彼女は忘れないように手紙を書いてきた、といって紙を取り出した。
その紙は少しよれよれで、両面にビッシリと文字が綴られていた。


それを見て、本当にユリらしいと思った。
なかなかこの場面でそんなものを出してくる人はいないだろう。
普通だったらもっとカッコつけそうなところなのに。
ある人が
「ユリちゃんは15年間ずっとユリちゃんのままだった」
と言っていたけど、本当にその通りだ。。。


卒業式の答辞かの如く、文面を読み出すユリ。


15年間やってきて、嬉しかったことは「出会い」。
つらいことなんてたくさんあったけど、応援してくれる人がいて、
時には厳しい言葉もあったけど、それがどれだけユリを支えてきたか。


でもずっと怖かった、、って。
誰もmoveなんて好きじゃないんじゃないかって。


だけど、
今日、最高の景色を見ることができて、本当に嬉しい。


そしてこれからもみんなは変わらずにわたしの勇気です。
本当にありがとう。


こんな内容だった。
ユリは途中どこを読んでいるのかわからなくなったりして
本当にユリらしいなって笑うところもあったけど、
彼女が言うひとつひとつの言葉を、
噛み締めるように、心に刻むようにわたしは聴いていた。


最後の、ユリからの手紙。。。
今日の景色がきっと今まででいちばん美しい。


「18. Painless PAIN」
ASAKIの耳に残るギターから始まったこの曲。
最後のサビ前のギターも好きだ。
先にも書いたが、明らかにmoveの転機となる曲だった。
わたしは大好きだったけど、それまでのmoveの方が好きという人もいて、
賛否両論だったように思う。
それはきっと承知の上でのことだろうが。
いま聴いても決して色褪せることはなく。


「19. ANGEL EYES」
これも前奏でASAKIギターが響き渡る。
泣かせるナンバー。。。
なぜだかこの曲は涙が右からも左からも止めどなく流れて
どうしようもなかった。
2005年、2006年頃を思い出していたせいか。。。


ユリも涙で歌えなくなっていて、
ユリを見ながら、その部分を泣きながら歌った。


歌には人それぞれの思い出や思い入れがある。
ユリの涙は何の涙だろう・・・。
わたしの涙は・・・。


「20. Ignite The Fire」
ここから‘アゲ‘ということでこの曲。
いやあ・・・ユリすごいな・・・の一言。
これがその昔、超カワイイお人形さんのような容姿で
「ふらみそ」歌ってた人と同一人物ですか。。。


本当にカッコイイ。
そして「何で?」という気持ちがアタマの中をグルグル廻る。
まだこんなに素敵で、もっとどこまでもいけそうで・・・
・・・なのに?


このLIVEでわたしが泣きながら、
何度ユリの歌声を聴いて、心が震えて、ニヤけてしまったことか。。。
嬉しかったんだ、素敵過ぎて。


この声質、声色、
わたしは世界でいちばんこの歌声が好きだ。
大好きだ。


嬉しい時も楽しい時も、苦しい時も辛い時も、
ユリの歌声はいつもわたしのそばにあった。
近くにいてくれた。


そんなユリをこの場所から見上げるのも最後・・・。


「21. Blazin' Beat」
そして、そのアゲの流れのまま、ド定番中のド定番。
イントロが鳴った瞬間に大歓声。
前奏でみんなで叫ぶのはお約束、両手を音に合わせて上げるのもお約束。
この曲はRAPを叫ぶのも楽しい。
本当にみんなが笑顔で、ハッピーな曲。


「22. SUPER SONIC DANCE」
moveでいちばんのparty tune。


予感がしてるFriday night 聖者が街にやってくる
どうやら僕はこの日のために生きてる


そんなひとたちがこの会場にたくさん集まってる。
わたしは、そうだ。


モっさんが下手側に来てくれて、みんなでRAPを大合唱していた。


モっさんはいつ何時でもカッコ良かった。
よくわたしはそれを勿論良い意味で‘フラット‘だと表現していたけど、
今日もお変わりなく。
あなたはきっと何年経っても変わることはないでしょう。


そして袖にハケていく二人。


-アンコール-
「23. Lookin' On The Sunny Side」
鳴り止まないアンコールの歓声のあと、登場。
ファンやたくさんのスタッフたちが映ったスクリーンをバックに歌う二人。
その中に、わたしがmoveを追いかけるキッカケになった友達の
夫婦ふたりでの写真があって、思わず笑顔になった。


でもこのあたりから、夢を見ているような感覚になって、
あまり覚えていない・・・。


「24. KEEP ON MOVIN'」
Lookin'から間髪入れずに、イントロが流れる。
ああ、泣かせにきたなと思った。
良い流れ・・・当然、、、とはいえ、
つらかった。


本当につらかった・・・


もうLIVEは完全に終盤で、終わりは近づいてきていて、
そしてこの曲。
あの時、木村氏を見送った曲。
あれから4年、早かった。


涙を流して歌えなくなるユリを見れなかった。
一緒に歌いながら、涙が止まらなかった。


音楽を聴いていて、こんな気持ちになったのは初めてだった。


僕は走る 走ってゆく たとえ夜が明日を隠しても
何度でも 声を上げる たとえ誰が僕を哂っても
いつまでも どんなときも 前を向いていたいと願う
憧れはあの日のまま あの日のまま
輝きはあの日のまま Keep on movin’ on


「25. 夕愁想花」
からの・・・夕愁想花。
もう無理だと思った。
三人の決断を、この旅立ちの日を応援しようと、
ここに来た。


でもそれはイコール、moveとの別れ、ユリとの別れを意味する。
moveは思い出だけのものになり、残されるのはその音楽だけ。
大げさに聞こえるかもしれないけど、
一生会えなくなるようなものだと思うと、
どんなに前を向いて、最後まで声援を送り続けたくても、
この時のわたしには無理だった。
涙しかなかった。


切なさも 喜びも 消えない痛みも 数えてたらキリがないね


今回のことに関して、インタビュー以外では
あまり多くを語らない、モツらしい歌詞。。。


信じれるなら道は迷わない 信じるならそのチョイスは正しい


その言葉を信じたい。。。
たくさんの気持ちをくれたよ、moveは・・・。


MC
秋名峠までチャリでシャンパンを買いに行ったモツの映像が流れる。
最初、何でモツがそんなことをするのか理解できなかった。


ゴールした109で、彼に
「解散の実感がないんです」
と話すと、わたしが見た中でいちばん真面目な顔をして、
こう言ってくれた。


「話す言葉とか、表向きはいつまでもチャラくいたいんだよね。
だから今回のことをこういう行動で示したかった」


確かこんな内容だった。
それを聞いて、彼らしいなと思ったことを覚えてる。
そして木村氏も似たようなことを言っていた。
言葉ではなく、音楽で、と。


モツがGETした、
15年分の想いが詰まったシャンパンは、ユリに手渡された。


そして、モツがまだやっていな曲がある、と。
踊り残しのないように、モモアゲ大会!って・・・
そうか、やっぱり最後はmoveらしく、アゲて終わり。


-ダブルアンコール-
「26. DOGFIGHT」
いつからか、この曲はぎゃんらんと並んで、
moveを象徴する曲になっていた。LIVEでやらない時がなかったぐらいに。
この時のRAPの盛り上がりは尋常じゃなかった。

モツがアゲて、ユリがマイクスタンドでクールに歌う。


この見慣れた光景も、最後・・・。
信じられないまま、わたしは観ていた。


「27. Gamble Rumble」
やっぱりラストはこれ。
もう聞き飽きたよ、もういいよ、って思っていたぐらいの
代名詞。
でも、moveの最後を飾るには相応しかった。


二人もファンも燃え尽きようと、
精一杯の歌声と、声援と・・・。


一瞬の選択で全てをなくしても
後悔は見せないで 明るく負けて泣きましょう


清々しいぐらいだった。
moveらしい幕の引き方だった。。。


そして曲が終わった後、
メンバー紹介と、シャンパンファイトと、
手を繋いでの、最後のmoveからの


「ありがとうございました」


二人の名前を叫ぶ声、ありがとうという声、割れんばかりの拍手・・・
ファンからのたくさんの声援の中、二人は笑顔で去っていった。





実感があったのか、なかったのか。
いま思えば、どちらとも言えない。
あったようで、なかったようで。


ただ、moveを観ることが、

最後

という揺るがない現実が、
アタマの中を支配していたように思う。。。


今でも、ひょっこり
新曲出しまーす、とか、LIVEやりまーす、とか
モっさんも、ユリも言ってくれそうで。
いつになったら、実感するのかな?


10数年、わたしの人生を彩りつづけたmove。
本当にいつもそばにいてくれた。


きっとね、ユリと同じ気持ちだったんだよ。


歌で励ましてくれて、元気をくれて。
たくさんの笑顔や、思い出や、仲間をくれて。
一緒に美しい景色を何度も観ることができた。


その度に頑張ろうと思えた。
それがどれだけわたしの支えだったことか、
はかりしれない。


わたしたちにとっても、moveは、
ユリは、モツは、木村氏は勇気だったんだ。


それはこれからもきっと変わらない。
moveの存在は、たくさんのひとたちの勇気であり続ける。


これからも、moveの音楽と一緒に歩いていきます。


そして、またどこかで逢いたい。


「あれー、久しぶりだねー」


っていう、ユリの声が、今からアタマに浮かぶ。


ユリへ
あなたの歌声が世界でいちばん大好きでした。
優しい言葉や笑顔をたくさんもらいました。
出逢えて良かった。
ユリのこれからの人生が、笑顔で満ちあふれたものになるよう、
心から願っています。


モっさんへ
わたしがユリファンということもあり、数々の無礼、お許しください・・・(笑)
いつでも、どこでも、モっさんは
ギラギラとカッコよく、moveを引っ張る存在だったと思います。
そして、あなたの紡ぐ歌詞に何度も心打たれました。
これからもずっと、そのままのモっさんでいてください。


木村氏へ
ある方のLIVEなど、ひょんなところで何度かバッタリお会いしたりしましたね。
昔のLIVEの質問コーナーで、
まだわたしも若かったせいか、安易な質問をしてしまい、
返り討ちに合ったことは今でも忘れません(笑)
木村氏のつくる音楽が大好きでした。
そしてわたしたちファンとの交流の場をネット上にいち早く作ってくれて、
とても嬉しかったです。
これからも、moveの音楽を変わらず愛していきますが、
新しい音も期待しています。



最後に・・・
どれだけこの言葉を伝えても、伝えきれない。
けれど、
ありったけの愛と感謝をこめて、



本当に、本当に、ありがとう・・・
大好きでした、いや、これからもずっと大好きです。



みんなまたどこかで、必ず逢いましょう。
笑顔でね。



2013.3.24 19:28      ナオより



m.o.v.e The Last Show ~Champagne Fight~ <後編>_b0046245_2154775.jpg

by naomin017 | 2013-03-16 20:05 | move